アメリカで1960年代末からうつ病の治療法として開発された経緯があり、多数の臨床研究の結果、その効果が実証され、その後も着実に他の精神科的疾患に対しての効果も確認されている心理療法です。
発祥の地アメリカだけでなく、イギリス、オランダでも公的な治療ガイドラインに位置づけられており、現在では日本を含め、世界中で急速に普及しています。
それだけ多くの国で効果を上げているのは、この療法が人間にとってかなり普遍的な部分に働きかけるものだからでは、と考えられています。その普遍的な部分とは、人間は身近な人間関係に、より大きく影響を受けているということです。
自分はどんな人間であるかという感覚は、身近な人間関係の中で培われます。人間関係がうまくいってると、自己肯定感が高まりますし、人間関係に行き詰ると自分はダメな人間だと思うものです。