2011.01 きちんと前を見て人生を歩んでいますか?
2011/01/14

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。引き続き、思うところや感じたことをめっせーじとして発信していきたいと思っています。
歩いているというつもりがなくても、年が明けていくように、人生の行脚は着実に続いているものです。道を歩くことと同じで、基本的に前を向きながらも左右上下を時々見つつ、たまに後ろを振り返る、そのような人生の歩み方をしていくことが理想であろうと思うのです。後ろ向きに過去ばかりに囚われていては、到底正しい方向に歩んではいけませんし、様々な障害にぶつかることでしょう。転ぶことも多くなります。また、俯いて下ばかり見て歩いていれば、限られた視点でしか進めず、大した距離も歩めない状態となるでしょう。
そして、上を向いてばかりいれば、足元がおろそかになり、思わぬところでつまづき転んだり足元をすくわれてしまったりすることでしょう。さらに、左右ばかりに気を取られていれば、長い人生を歩むには疲れ切ってしまうかもしれませんし、本当に歩むべき道を見失うことにもなるでしょう。自分はどの方向をどの程度見ながら日々生きているのか、しっかり前を見ているか、時々自問・確認してみることをされてみては如何でしょう。

2010.09心配する事が絶えなくて辛いと思っていませんか?
2010/10/18

生きていれば心配事はいくらでも出てくるものです。そもそも「心配する」行為は否定されるだけのものなのでしょうか?心配は「心を配る」ことです。言い換えれば、思いやり・利他の心です。そのように考えれば、心配も人間として根本的に必要不可欠で理想的な状態と思われます。また、心配するということは、その対象が存在するからであり、それだけ自分にとって重要な存在や事柄があるからこそと考えられます。心配事が多いことは、その全てが決して辛く無駄で有害な心の動きということだけでなく、それだけ自分を、そして相手を大切にし、思いやる力があるということです。また、それだけ自分を支え、関わりのある大切な相手がいるということでもあり、それだけ結果としての感謝や充実感・一体感を得られることもあると思うのです。案外、心配するという行為は大きな支え・活力となっているかもしれませんよ。

2010.07 相手のことをいつもどのくらい認めていますか?
2010/07/14

自己否定や自己卑下は行いがちであるけれど、他者のことは基本的に批判や攻撃をすることは無いと思われる人は多いでしょう。「相手(の能力・存在)を認める」は簡単なようでいて、意外と出来ていないことがあります。責める、否定する、をしないから「相手を認めた」ということにはなりません。「相手が自分は認められた」と感じられて初めて認めることになると思います。愚痴や不満を聞かされるような不快な関わりであっても、まずは「そうだね」「よくやっているね」ときちんと言葉・情感で返すことが大切ではないかと思います。その関係性がとりあえずでも成立して初めて、お互いに心のゆとりができ、その先の率直な意見交換を円滑にし、ひいては自分自身をも認める結果になるものです。

2010.06 「自分はOKである」と言えますか?
2010/06/25
「自分はOK」かどうか問うてみて下さい。OKだから何をしても許されるということではなく、存在として本質的な意味でOKであるということです。OKなのは自分だけでなく、あなたに接する相手もOKであると思えていますか?

両方OKと思われた人は問題ないのですが、どちらかについて「OKではない」と思われた人は、心に何らかの苦しみを抱きやすいことでしょう。特に「自分はOKではない」と思われた人は、憂うつや不安を生じることが比較的多いことでしょう。そう思っている人は、自分のOKな面について思いを馳せ、「自分はOK」なら、どう考えるか、どう行動するか考え直して下さい。「人は誰しもOK」の理念を抱くことは、メンタルヘルス向上につながるでしょう。
2010.05 変化について上手にとらえていますか?
2010/05/10

昨年度を振り返ると色々な出来事があったと思います。
その中で想定通りの出来事・変化はどの程度ありましたか?予想外のことが多かったという方が普通なのではないでしょうか。裏を返せば、「平凡に過ごす」ことができるということは、案外幸せなことなのかもしれません。
「諸行無常」の内容は前に書きましたが、自分自身を含め物事は変化し続けるという当たり前の前提を、改めて思い起こしてみることは有意義と考えます。また、変化に対する身構えとして、変化前の状況の良い面と変化後の状況の悪い面が強調されがちであり、変化前の状況の悪い面や変化後の良い面は見落とされがちとなる傾向があるものです。その逆を意識して考えていくことは、変化への柔軟な対応に役立つでしょう。